もんじゃ焼きのルーツについて
さっちゃんのお店では、もんじゃ焼きもやってます。
近頃はもんじゃも、子どものおやつだった物を、いつの間にか大人のお酒のつまみにした感があります。
そうは言っても、さっちゃんが子どもだった頃は見たこ事も聞いた事もない物でした。
さっちゃんの住んでる所では、お好み焼き屋が全国一少ない他、もんじゃもやってる所は全県でも数件しか無いのです。
だからさっちゃんがお好み焼き屋を始めようとした時もんじゃの事は考えた事も無かったのです。
このもんじゃなるもの、始まりは江戸時代にさかのぼり、当時の子ども達が、うどん粉を水で溶き、駄菓子屋の鉄板の上で文字を描く練習をした事から
始まったとされています。
当時は紙がとても貴重なものだったので、勉学に使えた子どもはほんのひと握りだったようです。
江戸時代の子どものおやつとして小麦を水で溶いた物に砂糖や、蜜を混ぜて焼いたのが始まりとされています。
始まりのもんじゃは甘かったんですね。
駄菓子屋には鉄板の焼き台が置かれ、お好み焼きよりも水っぽく薄い生地に
醤油や蜜を付けて売っていたのだそうです。
水焼きとも言われ、今のもんじゃとはだいぶ見た目が違うようですね。
明治になって、キャベツや餡玉が入った物が登場し
明治35年の日英同盟締結後
本格的に日本に入って来たウスターソースが定着すると、もんじゃもキャベツや切りイカ、あげ玉が入った現在のスタイルになったそうです。
もんじゃは粗めに千切りしたキャベツ、スルメイカを細かく切った切りいか、
天かすとも言われるあげ玉が、必ず入るお約束の具材です。
それプラストッピングがそのままメニューの名前になります。
お店で1番人気のメニューはもち明太チーズです。
こんな感じで何が入ってるか一目瞭然ですね。
次に王道なのはベビースターもんじゃです。
この2品でオーダーの半分ぐらい占めます。
中にはどのもんじゃにもベビースターをトッピングするお客様もいて、ダブルベビーとかも、オーダーが入ります。
メニューに有る無し関係なしですね。
肝心のもんじゃの生地について
元々水焼きとも言われ、粉を水で溶いただけのものでしたが、今ではちゃんとお出汁で粉を溶いてる所が多いと思います。
老舗で、昔ながらの作り方をしてる所もあるでしょうが、それはそれで、ノスタルジックな味わいがあるでしょう。
味付けを決めるウスターソースについては、またの機会に説明したいと思いす。
現在、もんじゃ焼きの街として知られている月島辺りには、東京の下町として栄え、駄菓子屋さんが多かったから、今ももんじゃ焼き屋さんが沢山あるんですね。
仕事柄、東京に行ったら必ず足を運んでますが、人情に厚い下町らしく、地元の人に声をかけたら、それはそれは親切にオススメのお店を紹介してくれます。丁寧に案内してくれたりする人もいたりします。
老舗と新店、どちらにもそれぞれにいい所があるので、毎回ビール飲み飲みハシゴします。
今日のおつまみ
ねぎと鶏肉ピリ辛炒め
ネギを2㎝位に切る
ごま油で鶏ひき肉と炒める
味噌、砂糖、豆板醤で味付