久しぶりに友人達と食事に行ってきました。
和食でしたので、菜の花とホタルイカの煮浸しなど春らしいメニューが並び、食材について話しが弾みました。
ホタルイカはどこが光るのかわかりますか?足と言うか、触手の先に3っつの発光器があるそうです。ホタルイカ漁は、富山湾岸の晩春の風物詩で、4月、5月の産卵時期に、沖合いの深場から沿岸に向かって浮上するのを漁るので店頭に並ぶのは、ほぼメスのみなのだそうです。佃煮や沖漬け、酢味噌和え、素干し、天ぷらなどで食卓に上がります。
春の山菜料理の事で、ふきのとうで作るばっけ味噌の作り方や、ひろっこの酢味噌和えの盛り付けが上品で、家で作ったらもっと大量に食べるとか、ひろっことはあさつきの若芽の事で東北地方でこの季節よく食べられてます。それから、たらの芽の天ぷらが美味しい話しなど、食べ物の話しが続きます。
友人宅は自然豊かで、家の近くにたぬきが出た話になりました。お花好きの別の友人宅にはモグラが出て、モグラが居ると百合の花が全滅するらしいです。モグラが百合の球根を食べてしまうそうです。モグラは賢く、毒のある水仙は食べないので、水仙の花ばかりいっぱい咲くと言ってました。
水仙は、春先にニラと間違われて、誤食による食中毒事件が毎年ニュースになります。
普通に暮らしてて水仙とニラを間違う事はないと思うでしょうが、モグラさんはさっちゃんより賢い様です。
水仙はとっても苦いです…そうです。さっちゃん間違って水仙を卵とじした事があるのです。何年か前の事ですが、春になって水仙の花を見ると蘇るのです、あの記憶が…
恐ろしく苦いので飲み込む事は無かったのですが、口に入れただけでも一日中ムカムカして気持ち悪かったのです。飲み込んでいたら死んでたかもしれないと思いました。
山菜摘みに行った山で、どう見てもニラに見えた植物が水仙でした。引っ張り抜いて根に球根らしきものがついてたらそれは水仙です。根が目印になるでしょう。
同じ様に絶対間違って食べてはいけないのが、しどけ(モミジガサ)とトリカブトでしょう。似てますが、良く見ると葉の形が違います。わからない時は絶対に食べてはいけないと思います。
身近なところでは、春先のジャガイモも発芽の時期は注意が必要です。芽と芽の根元、太陽に当たって緑色になったところは、ソラニンとかチャコニンと言う毒があるので、厚めに皮を剥き、芽はしっかりとりましょう。冷蔵保存したジャガイモは、揚げ物などの高温加熱した時アクリルアミドという発がん物質がでます。煮たり蒸したりした時は出ないそうなので、フライドポテトを作る時は冷蔵保存して無いもので作った方が良いです。
話しは水仙に戻りますが、学名ナルシサス、ギリシャ神話の美少年ナルキッソスに由来します。
美少年ナルキッソスは、美貌のためチヤホヤされて、とても高ビィな性格でした。
森の妖精エーコーは、そんな見かけだけのナルキッソスに恋をしてしまいますが、相手にされず、悲しみのため声だけになってしまいました。
このナルキッソスの態度に怒った復讐の神ネメシスが、呪いをかけます。ナルキッソスは水面に映る自分に恋してしまいます。ナルキッソスの思いに応える事なく、彼は憔悴して死んでしまいます。
その体は水辺でうつむく水仙に変わりました。
この神話がナルシストとエコーの語源になりました。
高ビィな性格の戒めでしょうが、この世には色々な人がいます。
この程度で水仙にされたら、大変です。世の中水仙だらけになるかも知れません。
エコーちゃんも、こんな性格悪い、見た目だけの男に相手にされないからと、クヨクヨするのはアホらしいですね。声だけになるなんて勿体無いです。
エコーちゃん、あなたに合う人は他にいます。世の中半分男じゃないですか。女って本当は強い生き物なんですよ。と、さっちゃんならアドバイスしますね。
今日のおつまみ
レタスとベーコンのオイスターソース炒め
レタス、ベーコン、スライス玉ねぎ
オリーブオイルで炒め
オイスターソースと胡椒で味を調えます