秋田県民の1人として県民性を語ります。
県民性を語る言葉はいろいろありますが、きさつこきという言葉も当てはまるでしょう。
秋田弁で、綺麗目に翻訳するとおしゃれでしょうか?決して褒め言葉でないニュアンス、伝えるのは難しいです。
きさつこきなので、秋田は全国1美容院が多いのです。
当店を中心にこの通りだけでも、左右半径2キロ以内、散歩で行ける範囲に、ざっと数えて9軒、住宅街の中も数えたらもっとでしょう。数えたさっちゃんも驚いてます。
ここは繁華街ではなく、郊外の住宅街なのです。
昔の事ですが、山奥の栗園に栗拾いに行った時、栗の木の下に敷物を敷いて、着物で座っているおばあちゃんが居ました。きれいにヘアスタイルがセットされ、おしゃれしてきたのでしょう。家族と一緒に栗拾いに来たのでしょうが、お出かけするときはよそ行きでが当たり前のお年頃、驚いたけど、秋田っぽいとおもったものです。
秋田美人という言葉があります。県民の1人として嬉しい言葉です。
佐竹の殿様が外様大名として国替えで来た時、美人を根こそぎ連れて来たから美人が多いというのは秋田県民なら皆知ってるお話です。
日照時間が短く、湿度も高めの気候のせいとも、ロシアやアイヌの血が混ざっているからとの説もあります。地名にアイヌ語の名残りが見られます。釈迦内、生保内、院内、などがそうです。キリタンポ鍋の聖地、比内もそうです。
名物のキリタンポ鍋の、醤油と鳥の出汁、ゴボウ、舞茸、秋田の人はみんな大好きです。だからなのか、どうなのか、この通りには美容院と同じ数の、9軒のラーメンを出すお店があります。おおむね濃い味付けを好む県民性なので、塩分たっぷり、こってりのラーメンが人気のようです。
中華料理屋さん、食堂を含めてですが、秋田はラーメン屋さんと美容院の多い町なのです。人口に対する店舗の多さがものがたります。
当店に焼きそば用の麺を納入してくれる、十文字の麺屋さんから聞いたところによると、スーパーに納めるラーメンの80%はみそ味で、醤油味が20%、塩はほとんど無いらしいです。多分、お店では醤油味を食べて、家で作って食べるのはみそ味が多いのでしょう。
ラーメンに限らず、味付けは全般にコッテリ、しょっぱ目が好きな人が多いです。
食べ物の味付けは、親から子へ受け継がれていくものですから、ご先祖がしょっぱ目が好きなら、遺伝とは言いませんが、小さな頃から慣れ親しんだ味付けを美味しいと思うのは当たり前です。
それでもさっちゃの知り合いには、濃い味は苦手なの~という人が多いです。
そして、私は薄味が好きという人程、どっぱりソースとマヨネーズをはみ出すほどかけて食べるのはなぜなのか?おそらく薄味の基準が違ってると思われます。これも秋田っぽいですね。
バリバリの秋田県民さっちゃんです。
塩分取り過ぎ気を付けます。
今日のおつまみ
クリームチーズいぶりがっこ巻
薄切りのいぶりがっこでクリームチーズを挟みます