ソース焼きそばについてのお話しです。
B級グルメと呼ばれる庶民になじみ深い食べ物は全国に沢山あります。
狭い地域の中で愛されて長い月日知ることが無かった物も、近頃は広く紹介される機会も増えました。
焼きそばの始まりは、中華料理の炒面(チャオメン)4000年の歴史を持ち、醤油味や塩味のものが多く、日本人の口に合う様にアレンジされたものが現在のソース焼きそばです。
日本でソース焼きそばが生まれたのは、終戦後間も無くの事で、麺にキャベツを足してウスターソースで味付けしたものを屋台で売ったのが始まりです。
この屋台焼きそばの発祥の地が秋田県、横手市です。
お好み焼き屋さんを営んでいた男性が考案し、評判となり、近隣の町村に普及していきました。横手やきそばがウスターソースで味付けされているのは、焼きそばが考案された頃はまだ、今の様なドロソースが無かったからでしょう。お店によっては、トマトケチャップを少量加えて味の個性を出すお店もある様です。目玉焼きと福神漬が添えられてます。
今は全国的にどこでもあるソース焼きそばですが、始まりは秋田だったのですね。
B級グルメという表現も広く浸透し、B-1グランプリで名を馳せる一番多いメニューが焼きそばです。第一回の富士宮から始まり、浪江、ひるぜん、横手、と焼きそばは全国で愛されています。
横手やきそばは第4回B-1グランプリでゴールドグランプリを受賞し全国的に有名になりました。
横手の町興しの、このやきそばに大きく関わった方が、当店のお客様でもあったタウン誌のライターさんです。
彼は、奥様の御実家の家業を継いで、遠い町に引っ越し、ライターのお仕事を辞めてしまいましたが、横手やきそばがグランプリをとってから、久しぶりに当店を訪れ、遠くてなかなか来れなくなった事と、彼が1番はじめに横手やきそばの記事とお店のマップをタウン誌で紹介したことで、町興しに繋がった事を嬉しそうに話してくれました。
彼が居なければ、もしかしたら、町興しも横手やきそばのグランプリも無かった事だったかもしれません。
実は、当店の焼きそばの麺は、横手市十文字の業者さんからの取り寄せ品です。
油のかからない、セイロで蒸した麺をお願いしてます。食べても油っぽくならず、大変美味しい麺です。味付けのソースは、お店でブレンドしてますので、横手やきそばとは味が異なります。
ソース味、カレーソース味、ニンニク醤油味、塩味の4種類のを提供しております。
横手市は秋田県でも大変雪の多い地域です。沢山の雪で作る、かまくら祭りは風情があります。
ブランドールというお店で売ってるメロンパンが美味しいと評判で、よくお土産に戴きます。
納豆の発祥の地説でも有名な所です。
地方の小さな街ですが、頑張ってる人が沢山いるなと思います。
機会あったらふるさと村で遊んで、横手やきそば食べて、近代美術館で素敵な絵画鑑賞などいかがでしょうか?
今日のおつまみ
もやしとほうれん草甘味噌炒め
豚肉を炒め、もやし、ほうれん草加える
コチジャン、甜麺醤で味を調える