長寿国の日本の食事、和食が世界中で注目され人気です。
和食といえば野菜や魚料理に、御飯、味噌汁、漬物などの定食やお寿司を思い浮かべます。
蕎麦やうどん、ラーメン、カレー、パスタ、パン、現代の日本人は沢山の種類の食事を日常的に食べてます。
以前に醤油やソースについて調べた時、明治時代にいろいろな野菜や調味料が日本に入って来た事、それまでは醤油でさえ庶民にとっては高級品で、日常的には使っていなかった事に驚いたのですが、明治以前の日本人はどんな食事をしてたのか興味を覚えました。
一汁一菜
朝は御飯と味噌汁。
昼は冷や飯、野菜か魚。
夜は茶漬けに漬物。
庶民の一般的な食事で、実に質素な内容です。栄養価が心配になりますね。
当時の御飯は米ばかりでなく、麦や雑穀を混ぜた物が主流で、一人当たり1日4合以上食べていたそうなので、まさにメインディッシュが御飯、お替り3杯は普通だったそうです。
こうした食事は昭和初期まで庶民にとって当たり前だったのです。
一汁一菜に変化が出て来たのは、明治の開国からです。いろいろな物が入って来て料理にもバリエーションが生まれました。当時の上流階級のお嬢様の教養として料理が浸透していきます。大正に入ると、男性は外で働き、女性は専業主婦として家庭を守るという考え方が強くなり、主婦が丁寧な食事を作る様になってきますが、それも都市部の上流、中流家庭の事で、地方や農村部ではまだまだずっと一汁一菜の食事です。
昭和、終戦後、物の無い時代は手の込んだ料理どころでは無かったでしょう。が、高度経済成長で、暮らしも豊かになり、テレビの登場で、料理番組が放送されると、地方や農村部でも家庭料理は愛情の現れとばかりに普及していきます。家電の発達も料理の進化を助けてくれました。この頃さっちゃんは生まれました。一汁一菜よりは豪華な食事に変わって行きます。おばあちゃんがクリームシチューを作ってくれ美味しかったのが記憶にあります。
家事の電化が進むと、女性も外で働き易くなりました。簡単で美味しい食べ物のに需要が変化して行きます。栄養バランスの良い食事と、医学の進歩も目覚ましく日本は長寿の国になりました。戦争の無いこの国のこの時代に生まれ、楽して美味しい物が食べられるラッキーな時代に生まれた事に感謝です。わずか、数十年前から見た日本の食生活の進化は、情報が簡単に得られることで物凄く発展したのですね。テーブルの上の醤油を見ると感慨深いです。
今日のおつまみ
ポテトサラダ
ジャガイモの皮をむいて
人参、カボチャと一緒に圧力鍋で煮る
刻んだ胡瓜、タマネギを熱いうちに混ぜる
バター、マヨネーズ、塩胡椒、砂糖で味を調える